2014年 日本オープンゴルフ選手権競技

片山晋呉 日本OP3勝目ならず「結果は受け止めたい」

2014/10/19 19:21
最後は1打差で破れた片山晋呉。「勇太もいっぱいいっぱいだった」と勝者に賛辞を送った

千葉県の千葉カントリークラブ梅郷コースで開催された国内男子メジャー第3戦「日本オープン選手権競技」最終日。9アンダーの2位から出た片山晋呉は3バーディ、3ボギーの「70」(パー70)とスコアを伸ばせず、同じ最終組を回った池田勇太に1打差で敗れた。

大会過去2勝の永久シードプレーヤーは大会3勝目が、心の底から欲しかった。「満足感はあるけれど…。(良い)流れもない、なんにもなかった」。

3打差を追ったこの日、池田の背中は、結局一度もとらえることができなかった。スコアを1つ落としてハーフターン。2mを沈めた12番から2連続バーディを決め、相手がダブルボギーを叩いた16番(パー3)で1打差に迫った。17番で3mのパーパットをねじ込み、ピッタリと張り付いて最終ホールに突入したが「18番(パー5)でラフに行ってしまう。そういう流れ」。グリーン手前ラフから、チップインバーディを狙ったアプローチはカップの右をかすめ、天を仰いだ。

シーズン半ばに首、腰を痛めて8月末に復帰。後遺症がある中での戦いで全精力をつぎ込んだ。「勇太もきょうは、いっぱい、いっぱいだったと思う。調子は良くなかったしね」と勝者を讃える。「結果はこれで受け止めたい」と潔くテンガロンハットを脱いだ。(千葉県野田市/桂川洋一)

2014年 日本オープンゴルフ選手権競技