2014年 日本オープンゴルフ選手権競技

2ダボで優勝争いから脱落 スコット「声援に応えたい」

2014/10/18 17:56
「75」と崩れたアダム・スコット「最終日はファンの期待に応えたい」

千葉カントリークラブ梅郷コースで開催中の国内男子メジャー今季第3戦「日本オープン選手権競技」3日目。イーブンパーの19位タイから出たアダム・スコット(オーストラリア)は2バーディ、3ボギー、2ダブルボギーの「75」(パー70)と崩れ、通算5オーバーの47位タイで終えた。

秋空のムービングデーに詰めかけた観衆は8638人。前日グリーン上での乱れから順位を下げたスコットは、この日もパッティングが足かせになった。1Wでのティショットを右サイドのバンカーに入れた2番で3オン3パットのダブルボギー。4番では1mを外してまたも3パットを叩き、ボギーとすると、端正な顔をわずかに歪めた。

9番では「決して悪い感触ではなかったので驚いてしまった」というティショットがOB杭を越えて、痛恨となる2つ目のダブルボギー。後半16番(パー3)で4mのバーディチャンスを活かして笑顔を作ったが「全体を通して満足できるプレーではなかった。バックナインでなんとか挽回しようと思ったけれど…まだまだフィーリングが合っていない。今週に関しては戦略を誤ったかもしれない。積極的に行き過ぎている」と肩を落とした。台風19号の影響で来日が開幕前日の朝となったこと、実戦から約1カ月離れていた影響も、少なくないだろう。

失意のラウンド後にもかかわらず、ロープの外にはサインを求める大ギャラリーの列ができた。「きょうの後半、たくさんの応援が力になった。あしたはなんとかその期待に応えて、たくさんバーディを獲りたい。(通算)アンダーパーで終われたら」。日本のファンへ最後に意地を見せる。(千葉県野田市/桂川洋一)

2014年 日本オープンゴルフ選手権競技