「語りたくない…疲れた」 小田孔明はプレーオフで力尽きる
2014/07/06 18:14
1打差リードの単独首位から「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」最終日をスタートした小田孔明は、石川遼との3ホールに渡るプレーオフに敗れて今季2勝目を逃し、「語りたくない・・・疲れた」と意気消沈した。
「11アンダーにしておくのがベストだと思っていた。遼はやっぱり、最後にバーディを決めてきた。流れですかね」と、なんとか重い口を開いた小田。正規の最終18番(パー5)を迎えた時点では、小田が通算10アンダーで石川を1打リードしていた。ここで石川は、花道からの3打目をピン手前1メートル弱に絡め、バーディは決定的。一方の小田も3打目をピン奥3.5メートルにつけたが、ウィニングパットは惜しくもカップの右を外れ、落胆の表情でボールを見つめた。
勝敗を分けたのはプレーオフ3ホール目。小田はティショットを初めてラフに外すと、刻んだ2打目も左サイドのラフへ。「ちょっと深いところに入っていた」という3打目はピン左7メートルに逸れてパーに留まり、3ホール連続でバーディを並べた石川の前に力尽きた。
「1回目、2回目のプレーオフは勝ちパターンに持っていったつもりですが、3回目は(2オンを)狙えなかったのが残念」。18番グリーンで始まった石川の優勝インタビューがコースに響き始めると、悔しさを堪えるように、足早にクラブハウスへと消えた。(北海道千歳市/塚田達也)