2014年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント

今季初出場の丸山茂樹はホワイトハウス帰り

2014/07/01 17:58
練習ラウンドでラフからのショットを池に入れ、表情を歪める丸山茂樹

左手などの故障により戦列を離れている丸山茂樹が、3日(木)開幕の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」で今季の国内ツアー初出場を果たす。大会を主催するセガサミーグループと契約するホストプロ。依然として本格復帰のめどは立っていない状態だが、昨年に続き北の大地でシーズン初戦を迎える。

前週は大忙しだった。丸山は24日(火)に、ワシントンD.Cにあるホワイトハウスを訪問。バラク・オバマ米大統領が主催した昨秋の「プレジデンツカップ」に出場したメンバーらを集めたパーティに、タイガー・ウッズらとともに出席した。

世界選抜チームの副将を務めた丸山は、この名誉ある招待に「久しぶりに感動した。アメリカ人が全員参加する気持ちが分かる。(米国は)母国でもないけれど、ここに入れる重要性があると感じさせられた」と感無量。2泊4日の強行日程には、疲労とは比較できない価値があった。

この開幕2日前の1日(火)は、松山英樹らと一緒に練習ラウンドを敢行し、準備を整えた。しかし最初のホールでのティショット直前には「今年(たったの)12ラウンド目!」と自虐的に言った。「(ティショットで)100ヤード違うね!」と嘆いては「大変です、ゴルフって。まず歩くことからね」と、苦笑いが止まらない。

大会主催社の幹部からは、週末のテレビ中継で解説を務める青木功をサポートするようお願いされた。「金曜日で終わると思われてるんだなあ…」と予選落ちを“前提”とした出演オファーだが、それもいまは発奮材料。「なんとか予選を通りたい」と、意地を見せる覚悟だった。(北海道千歳市/桂川洋一)

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