2014年 関西オープンゴルフ選手権競技

名コンビ再び?今季2勝目を狙う藤田寛之

2014/05/21 18:47
今季1勝目を果たしたコンビで5年ぶりの大会制覇を狙う藤田寛之

兵庫県の六甲カントリー倶楽部で22日(木)に開幕する「関西オープンゴルフ選手権競技」。今年で80度目の開催を迎えた伝統を持つ一戦がレギュラーツアーに復帰した2009年大会を制した藤田寛之は、4月の「つるやオープン」以来の今季2勝目を狙う存在だ。

男子ツアーの無い2週間のオープンウィークの間は、前週の「ザ・レジェンドチャリティプロアマ」に出場したほか、所属の葛城GCでトレーニングを積んできた藤田。「体が一番なので、刺激を入れられたことは大きい。ベースの部分として良かった」。20日(火)には週明けに行われる「全米オープン日本地区最終予選会」の開催コース、奈良国際ゴルフ倶楽部を下見。一定の満足感を得ながら、再び連戦に乗り込んできた。

スイング、ショットへの不満は「まあ、いつもそうだけど」と言うものの、「良くも無く、悪くも無く」。重箱の隅の不安材料をつつく日々だ。それに加え、今週は頼もしいサポート役の勝負運までもが、ちょっぴり不安。

今大会は、2季ぶりの勝利を手にした「つるやオープン」で初めてタッグを組んだ清水重憲キャディが、再びスポットでバッグを担ぐ。今季女子ツアーでイ・ボミ(韓国)のサポートがメインの参謀について「名コンビかどうかは分からないけれど、2戦目なんでね。お互いプロ同士。その辺で安心感は相変わらず」と信頼度は依然高い。

その反面、前週の国内女子ツアー「ほけんの窓口レディース」で今季初勝利を挙げたイが、アマチュアの勝みなみに勝利をさらわれて2位となった4月「KKT杯バンテリンレディス」に続き今季2度目の“優勝賞金”をゲット。それを藤田は「勝ち運…もう使ってきちゃったでしょう?今年あとどれだけ持ってるんだろうって感じ。野球だって、大量得点の後はなかなかうまくいかないから…」と冗談交じりに嘆く。

開幕前日に初めて回ったコースでは、キャディのアドバイスに頼るところが、普段以上に大きいはず。絶妙なコンビプレーは、4日間のどこで発揮されるだろうか。(兵庫県西宮市/桂川洋一)

2014年 関西オープンゴルフ選手権競技