左手けがの松山英樹「ザ・ロイヤルトロフィ」も欠場
松山英樹が今週20日(金)から3日間、中国のドラゴンレイクGCで開催される「ザ・ロイヤルトロフィ」を左手親指部分の痛みにより(左母指手根中手関節炎)、欠場することが決まった。日本ゴルフツアー機構が17日(火)、発表した。
松山は11月末の国内男子ツアー「カシオワールドオープン」で賞金王戴冠を確定。負傷をおして強行出場した代償は大きく、続く最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」、そして前週の「日立3ツアーズ選手権」を相次いで欠場していた。
その後もクラブを握れない日々が続き、初参戦となるはずだったこのアジア選抜と欧州選抜の対抗戦も無念のキャンセル。松山は16日に都内で「かなり良くなったと思ったが、今日も少し痛い。これからに向けてどうか…良くなったり、悪くなったりを繰り返している」と話していた。前週土曜日にショット練習を行ったが、痛みは消えていないという。
17日にはJGTOを通じてコメントを発表。「今回、Y.E.ヤン キャプテンの下で、アジアチームのメンバーとしてプレーができないことを非常に残念に思っています。先日、久しぶりにクラブを握り、何球かボールを打ってみましたが、どうしてもまだ痛みが強く、思うようにクラブを握ることができず、やむを得ず欠場することを決めました。チームメイトや大会関係者、ファンの方々にはご迷惑をおかけし申し訳なく思っております。今大会はアジアチームにとって初の連覇がかかった大会だったので、何が何でも出場して自分もチームの勝利に貢献したかったのでとても残念です。来年大会では再びアジアチームの代表に選ばれるよう活躍して、今度こそアジアチームに貢献できるように万全を期したいと思っています」
当面の間は回復に努める意向で、来年度は1月の「ソニーオープンinハワイ」から米ツアーに参戦予定。主戦場での戦いにまず照準を絞る。
ザ・ロイヤルトロフィには日本から石川遼、藤田寛之がアジア選抜の一員として出場。なお、選手の補充は行わない。当初は各チーム9人がプレーする予定だったが、欧州選抜の選手兼任キャプテン、ホセ・マリア・オラサバル(スペイン)がプレーせず、各チーム8選手による対抗戦となった。
【ザ・ロイヤルトロフィ出場予定選手】※の選手はプレーしない
<アジア選抜>
T.ジェイディ、K.アフィバーンラト、キム・ヒョンソン、石川遼、リャン・ウェンチョン、呉阿順、藤田寛之、キム・キョンテ、※Y.E.ヤン、※張連偉
<欧州選抜>
B.ウィスバーガー、T.オルセン、S.ギャラハー、N.コルサート、D.ハウエル、P.ローリー、M.ウォーレン、A.キロス、※J.M.オラサバル