松山英樹が史上最多の9冠を達成!
2013年度の全日程を終えた国内男子ツアー(JGTO)は9日、都内のホテルで年間表彰式を行った。史上初のルーキー賞金王に輝いた松山英樹は、全18部門のうち9部門で受賞。特別賞を除く本賞17部門では史上最多となる9冠を達成し、男子ゴルフ界の話題を独占した1年を飾った。
松山が受賞したのは、最優秀選手賞、賞金ランキング賞、Unisysポイントランキング賞、最優秀新人賞 島田トロフィ、平均ストローク賞、パーキープ率賞、バーディ率賞、サンドセーブ率賞、ゴルフ記者賞の9部門。特別賞を除く本賞17部門中の9冠は、03年の伊沢利光(本賞8冠)、09年の石川遼(本賞8冠+特別賞)をしのいで過去最多。また、最優秀選手賞と最優秀新人賞 島田トロフィの同時受賞は史上初となった。
受賞ラッシュとなった松山は「ここまで多く受賞できるとは思っていなかったので素直に嬉しいです」と満面の笑み。記者から“どの賞、数字にこだわりがあるか”と問われると「賞金ランキングです(笑)」と言い切り、「これに恥じないように、来年も頑張りたい」と意気込んだ。
授賞式では、プレゼンターとなった青木功や中嶋常幸から来季米ツアーでの活躍に檄を飛ばされる一幕も。「アメリカで早くシードを獲って、シードを獲ればスケジュールも楽に考えられるようになる。そうすれば、帰って日本で試合に出ることも考えられる」と胸を張ったが、来年に向けてはまず体調を整えることが先決だ。
「左手はだいぶ腫れも引いたし、痛みも取れた。でも、ゴルフをするには怖いので、怖いうちはやりたくない」。年内に出場を予定している「Hitachi 3Tours Championship」「ザ・ロイヤルトロフィ」の出場可否については、「もうちょっと待ってから」と言葉を濁した。
◆各賞受賞者
・最優秀選手賞:松山英樹(123.5ポイント)
・賞金ランキング賞:松山英樹(賞金2億107万6781円)
・Unisysポイントランキング賞:松山英樹(119ポイント)
・最優秀新人賞 島田トロフィ:松山英樹
・チャレンジ賞金ランキング賞:K.T.ゴン(532万6885円)
・平均ストローク賞:松山英樹(69.32)
・平均パット賞:谷原秀人(1.7345)
・パーキープ率賞:松山英樹(87.89%)
・パーオン率賞:リャン・ウェンチョン(72.73)
・バーディ率賞:松山英樹(4.18)
・イーグル率賞:ハン・ジュンゴン(6.79)
・ドライビングディスタンス賞:ブレンダン・ジョーンズ(298.31ヤード)
・フェアウェイキープ率賞:川村昌弘(63.75%)
・サンドセーブ率賞:松山英樹(64.06%)
・トータルドライビング賞:甲斐慎太郎、ハン・ジュンゴン(44ポイント)
・ゴルフ記者賞:松山英樹(445ポイント)
・Most Impressive Player賞:石川遼
・特別賞:尾崎将司