首位発進の藤本佳則 入籍前に…大台突破なるか!
2013/12/05 17:24
東京よみうりカントリークラブで開幕した「日本シリーズJTカップ」初日。10月の「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central」でシーズン1勝を挙げた藤本佳則が首位タイでスタートを切った。5バーディ、1ボギーの「66」(パー70)をマークし、4アンダーとして宮里優作、近藤共弘と並び好発進を決めた。
前週の「カシオワールドオープン」では初日から「75-74」と連日オーバーパーを叩いて予選落ち。しかし今大会直前、コーチとの打ち込みで取り組んだ修正作業がいきなり吉と出た。「先週全然ダメで。今日は真っ直ぐ飛ぶからびっくりした。基本的には体の軸がぶれないように修正してきた」。序盤3番で第2打をピンそば1メートルにつけてバーディを先行させると、この日パー3では最も難易度の高かった8番では6番アイアンで2メートル強につけるショットを披露。
「『こうやったら、どうなるかな』みたいな感じでやっている。良い方向に進んでいる確証はある」と試行錯誤を続ける中、大きな手応えをつかむラウンドとなった。
来年1月には高校時代から交際を続けてきた一般女性と入籍、挙式する。そしてプロゴルファーとしてのひとつの目標には年間獲得賞金の“大台”突破がある。「1億円、行ってみたい。自分もゴルフで稼げるようになった。1億円稼げるプレーヤーはそういない。モチベーションはありますよ」。
前週までの賞金は約6514万円で、到達には優勝(賞金4000万円)が条件。昨年の「日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills」以来となるメジャー制覇で、人生の新たな門出に花を添える。(東京都稲城市/桂川洋一)