2013年 ダンロップフェニックストーナメント

松山英樹、3打差9位に浮上も未だ憮然

2013/11/22 18:54
4バーディ、4ボギーと伸ばせなかったが9位に浮上した松山英樹

国内男子ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」の予選ラウンドで、大会連覇を狙うルーク・ドナルド(イングランド)と同組でラウンドした松山英樹は、初日に続いて2日目もイーブンパーのラウンド。一気に5ストローク伸ばしたドナルドにかわされ、逆に3打差を追う展開で週末を迎えることとなった。

ボギー先行で苦しいラウンドとなった松山は、最終18番パー5で2オンに成功。9メートルのイーグルパットこそ決められなかったが、バーディ締めでホールアウト。前日は上がり2ホールで3ストローク落とし「明日は良い上がり方をしたい」と話していたこともあり、ホールアウト後は最終ホールについてだけ「良かったです」と笑顔を見せた。

首位との差も1つ縮まり、順位も9位へと1つ上昇。ただ、プレーの内容に納得がいかず、この日も憮然とした表情ばかりが目立った。「ミスが多かったですね」と5番でのアプローチミスからのボギー、続く6番パー3でのカラーからの3パットを渋面で振り返る。

また、同組でラウンドしたドナルドのショットも、松山の目には完璧とは映らず、「自分と同じようにショットで苦戦している選手が今日は5アンダーを出している。自分ももう少し良いスコアで回れるかと思っていたけど、イージーミスが多かった」と、ドナルドとのスコアの差を悔しがった。

それでも「結果的にはいい位置で終われて良かった」と、勝負の週末を迎える順位には納得。「少しでも順位を上げることが賞金王につながると思っているので、少しでも上へ」と、心配されたアゴの腫れも治まってきた顔で頂点を見据えた。(宮崎県宮崎市/本橋英治)

2013年 ダンロップフェニックストーナメント