不振の藤田寛之はニューギアを実戦テストへ
2013/11/06 19:11
昨年度の国内男子ツアー賞金王・藤田寛之は2013年、依然として未勝利の時間が続いている。既に20試合を消化。前週は中国・上海で行われた「WGC HSBCチャンピオンズ」に出場し「練習場でかなり時間を使って打ち込んできた」と話したが、「その成果が出せればいいんだけど…なかなか良くならない」と、言葉にはため息が混じる。
7日(木)開幕の新規大会「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」を前に、藤田はパターをチェンジ。パッティング練習場ではスコッティ・キャメロンのマレット型のニューモデルを手に取り、微調整を施して実戦投入することを決めた。
さらには「気分転換の意味も込めて」とドライバーのシャフトも交換。三菱レイヨン「FUBUKI」シリーズ「α」、「K」の後継モデルをツアープロの中では最初にテストする。同製品を使用する世界中のトッププロの中でも、藤田のプライオリティは最高レベル。ツアー担当者は「(使用経験のある)まだフィル・ミケルソンにも渡していない」とか。
同コースで行われた10年前の「日本プロゴルフ選手権大会」で、藤田は4位タイでフィニッシュ。「当時よりメンテナンスも良くなっているようにも思う。戦略的にも難易度は高い。ショットが重要になる」と、やりがいを感じられるコース。心のリフレッシュは奏功するか。(茨城県稲敷市/桂川洋一)