2013年 マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント

S.K.ホ、藤本佳則はあと一歩及ばず

2013/11/03 20:31
最終組での東北福祉大OB同士の対決は先輩に軍配が上がった

兵庫県のABCゴルフ倶楽部で開催された国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」は、池田勇太がプレーオフを制して今季初勝利。上がり2ホールで池田に追いつきながらも、プレーオフで敗れたS.K.ホ(韓国)は、2008年以来となるツアー通算9勝目はならなかった。

単独首位で最終日を迎えたホは、出だしから2連続ボギーでいきなりトップの座を失い、早々に池田を追う立場となったが、12番からの4連続バーディで再び優勝争いに食い込み通算15アンダーとした。しかし池田がボギーとした正規の18番ホール(パー5)では、入れれば逆転勝ちとなる5メートルのバーディパットを外し「見た目以上に切れた。狙ったところに打てたけれど…」とプレーオフへ。そして1ホール目のティショットがフェアウェイバンカーの縁にくっついて4オンを強いられ、万事休すとなった

また、池田と同じく1打差の2位タイから出た藤本佳則は3バーディ、ノーボギーの「68」に留まり、通算14アンダーでプレーオフにはあと1ストローク届かなかった。

東北福祉大OBの先輩に2打差でサンデーバックナインを迎えたが、バーディチャンスを確実にものにした池田に対し、藤本は13番で5メートルを外すなど曇り空を仰ぎ続けた。「イーグルで15(アンダー)にしたら分からない」と迎えた最終ホールでは2オンに成功。しかし4メートルのイーグルパットがわずかに右にそれ、「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central」に続く今季2勝目はならなかった。

「流れが来なかった。ショットのフィーリングが良くなかった中で…。ノーボギーで回れたのはひとつの収穫だけれど、勝てなければ一緒。優勝するのであれば、もう少しショットでバーディを獲らないと」と前半からのプレーを悔やんでいた。(兵庫県加東市/桂川洋一)

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