2013年 コカ・コーラ東海クラシック

上井邦浩はホームコースで2イーグルも届かず…

2013/10/06 19:48
3つ目にイーグルを狙った15番、ティショットは左のラフに消えていった

「コカ・コーラ東海クラシック」が開催された愛知県の三好CCに所属する上井邦浩が、20位から出た大会最終日にイーグルを2つ奪うなど、猛チャージをみせて通算4アンダーの単独4位に食い込んだ。

地元の期待を背にした上井が待望のツアー初勝利なるか? そんな風のうわさがコースを駆け巡り始めたのは最終組がまだ8番ホールをプレー中だった。「上井がまたイーグルだってよ」。ギャラリーの声に促されるように、最終組を追いかけていた取材陣がぞろぞろと14番ホールへと移動を開始し始めた。

7番に続き、12番パー5でもイーグルを奪った上井は、この時点で首位と2打差の4アンダー。14番は無難にパーで終了し、迎えた15番はティショットでフェアウェイをとらえれば、イーグルも狙えるこの日最後のパー5だ。

注目のティショットは、打った瞬間に右手を離し、ボールは左サイドの深いラフへ。2打目も左に曲げ、3打目もイーグルこそならなかったが、なんとかピンの手前6メートルのバーディチャンスにつけた。しかし、ここでバーディパットを外し、その後も静かに18番までパープレーを続けて首位を追い上げることはできなかった。

「前半からショットは良くなくて、フェアウェイに行ったとこだけバーディ獲れた。アイアンは良くなってきたけど、ドライバーショットがね・・・」と首をひねる。

ショットが悪いなかでも、6ストローク伸ばしたところは、さすが隅から隅まで知り尽くしたホームコースならでは。「変な成績で終わらなくて、ちょっと安心しています」と胸をなで下ろしていた。(愛知県みよし市/本橋英治)

2013年 コカ・コーラ東海クラシック