矢野東、最終日中止で逆転の夢断たれる
2013/08/25 13:07
国内男子ツアー「関西オープンゴルフ選手権競技」の2日目に7アンダー、3日目には5アンダーをマークして通算8アンダーの3位に浮上していた矢野東。調子を上げて迎える最終日に、5年ぶりのツアー優勝を目指したが、コースコンディション悪化のため中止になり、逆転の望みは意外な形で絶たれてしまった。
午前10時20分スタート予定の矢野は、2時間前の8時20分に滞在先のホテルを出発する準備をしていた。しかし、8時の時点でトップ組のスタート時間が8時30分から30分遅らせると連絡を受けると、しばらくホテルで様子をみることに。
「コースにいるトレーナーに電話で状況を教えてもらったのですが、(コースの)修復は難しいって聞いていたので、中止もあるかなって思っていました」。スタート時間は30分刻みで10時30分まで遅れることになり、ついに10時30分に競技中止が決まった。
知らせを受けた矢野はその後、午前11時30分からの表彰式に出席した。
「いやー、やりたかったですよ。優勝できるとまでは思っていませんが、とにかく腰の状態がいいので、今日もラウンドはしたかったですね。でも、この天候ではしょうがないので、次週以降も良い結果が出せるようにしたいです」。得意のパッティングが復調したこと、さらにはヘルニアで苦しんでいた腰の状態が良くなったことを心底喜ぶ。この調子を維持することができれば、今季中の優勝は間違いなさそうだ。(兵庫県三木市/本橋英治)