2013年 関西オープンゴルフ選手権競技

真夏のアクシデント!久保谷健一が熱中症でダウン

2013/08/21 18:05
練習ラウンドの最終ホールで矢野東のアプローチにアドバイスを送る久保谷健一(右)。この後に・・・

6週間のオープンウィークを経て、今週から再開する国内男子ツアー。22日に開幕の「関西オープンゴルフ選手権競技」は例年8月の酷暑に開催されることで、熱中症でダウンする選手や関係者が多い。大会前日の指定練習日に充てられた今日、9ホールのラウンドを終えた久保谷健一が、その後アプローチとパッティングの練習を行いクラブハウスに戻ると、ロッカールームで倒れ込んでしまった。

意識はしっかりしていて、ストレッチャーで救急車に運ばれる途中も「大丈夫、慣れているから。明日にはぴんぴんしているから」と、周囲に声をかけていた。その後、病院で点滴などの処置を行い、夜には宿泊先のホテルに戻れる見込みだと救急隊から説明があった。久保谷といえば、ツアーの中でも屈指の練習好き。前日も日が暮れるまで練習を続け、この日も朝からパッティングを中心に長時間練習を行ってからラウンドに入っていた。

2年前には河井博大が、同じように熱中症でダウンし試合を欠場することになった。その時のことを河井は「頭は痛いし寒気はするし、自分はどうなっちゃったんだろうと不安でしたね。幸い点滴で夜には歩ける状態まで回復しましたが、とにかく安静にしていろと言われて、おとなしくしていましたよ。クラブを握ったのは3日後でしたかね。今は、いつなってもおかしくない気候ですから。自分もですが、みなさんも気を付けてくださいね」と心配そうに話す。

同じく数年前に熱中症になった経験を持つ武藤俊憲は「自分は完全に回復するまで1ヶ月かかりましたら、心配ですね。体内の機能も低下していると思うので、無理はぜったいに避けた方がいい。明日、回復したとしても試合は止めるべきですよ」と、自らの経験を元に久保谷の容態を心配していた。(兵庫県三木市/本橋英治)

2013年 関西オープンゴルフ選手権競技