2013年 関西オープンゴルフ選手権競技

連覇を狙う武藤 母校に刺激受け「自分も!」

2013/08/21 17:23
大会前日は師匠の谷口徹らと楽しく9ホールをラウンドした武藤俊憲

国内男子ツアーは6週間におよぶ長き“夏休み”が終わり、今週の「関西オープンゴルフ選手権競技」から再開する。昨年、大阪府の泉ヶ丘CCで優勝を果たした武藤俊憲が、今年は兵庫県のオリムピックGCで大会連覇に挑む。

開幕前日の水曜日は、1番から9ホールのみラウンドし軽めの調整を行った。「暑いですねー」と額の汗を拭いながらクラブハウスに引き上げる武藤。ツアーの休み中には「ほとんど関西にいましたよ。谷口さんと練習ラウンドをさせてもらったり、オープン競技に出たりで、完全にゴルフから離れる期間はほとんど無かったですね」と、師匠の谷口や仲間とのラウンド、岐阜オープンなど小規模な大会で試合勘を損なわないように調整を行ってきた。

大会連覇に向けての意気込みを聞くと、「待ってくださいよ。自分の結果より、今は母校の応援をしないと・・・」。甲子園で開催中の全国高等学校野球選手権でこの日、決勝戦に駒を進めた前橋育英高校の快進撃が気にかかるという。「県内では強い方なのですが、甲子園に行けるとは思っていなかったので。僕はゴルフ部でしたが、(故)古谷(フルタニ)監督が野球部の部長も兼任していたので、野球部とは知り合いも多いですし、この勢いで優勝して欲しいですね」。

自身のゴルフについては「調子はまあまあ良くなってきています。全体的にはいい感じですね。ただ、今週から新しいドライバー(テーラーメイドSLDR)を使っていますが、今までより10ヤードぐらい飛んでしまうので、縦の距離感が合わず苦戦しています。明日は元のを使うかもしれません」と、飛距離アップを歓迎する反面、コースが狭い分、不安要素にもなっていると打ち明ける。

「後輩たちが頑張っているので、自分もその流れに乗って。彼らが準優勝に終わったら、自分がその代わりに優勝をしたいし、優勝してくれたら、その時は自分も勝たなきゃダメでしょ。どっちにしても優勝を狙わないとね(笑)。自分の母校が全国で注目されるのは嬉しいことですね」と、気持ち良く初日のラウンドに入る。(兵庫県三木市/本橋英治)

2013年 関西オープンゴルフ選手権競技