2013年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント

2Rベストスコアは宮里優作 キャディにバースデープレゼント

2013/07/05 19:40
宮里優作は2日目、午後スタートの組でビッグスコアをマークした。

北海道のザ・ノースカントリーゴルフクラブで開催中の国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」2日目。宮里優作がこの日のベストスコア「66」を叩き出した。1アンダーの47位タイから、6バーディ、ノーボギーで回り、通算7アンダー6位タイに急浮上。単独首位の藤田寛之には2打差で決勝ラウンドを迎える。

分厚い雨雲に包まれた金曜の夕刻。宮里は人もまばらな最終18番(パー5)で、ピン奥から5メートルのパットを沈めてバーディで締めくくった。「昨日は良くなかったティショットを今日は安定して打てた。アイアンもだいたい狙ったところ、縦の距離感が良かったですね」。

長い洋芝は、連日の霧雨により細かい水滴で彩られ、ショット時のスピンコントロールを難しくしている。スピンがかかるか、かからないか―見極めに注力し、時にはボールに高さを出してグリーンに止めた。

この5日(金)は、杉澤伸章キャディの38回目の誕生日。宮里は「本当にいいゴルフができて良かった」と安どのため息をつく。2011年からコンビを組む相棒は、かつて丸山茂樹らのバッグを担いだツアーを代表するキャディ。その杉澤さんも「トップ10フィニッシュの率が上がってきた。皆が優勝を求めるものだけど、まずは優勝するための位置に行くこと、予選は落ちないという土台を固めないといけない。いまはその段階」と着実な前進を感じているところだ。

3日目は最終組の3つ前からプレー。さらに1つ前の組に入った松山英樹と同組とならず「一緒に回りたかった。ギャラリーも多いし、その方が好き」と残念がった。東北福祉大OBとして、後輩にあたるスーパールーキーを「ゾーンへの入り方が本当にスゴイ。普段は鈍感なのに『いざ』という時に自分の感覚を一気に出せる。自分とは違うタイプ」と素直に賞賛の眼差しを向ける。直接対決は最終日に、互いに優勝を争う中で迎えたい。(北海道千歳市/桂川洋一)

2013年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント