今年のプロ日本一決定戦 最終組の平均年齢は22.6歳

松山英樹がプロ4戦目でのメジャー初勝利に王手をかけた。千葉県の総武カントリークラブ 総武コースで開催中の「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」は3日目を終え、怪物ルーキーが後続に4打差をつけて単独首位に浮上した。

松山にとって、19日（日）はツアートーナメントで初めて単独首位で迎える最終日。本人は「明日になれば緊張すると思うので、それをどう力に変えていくかを考えて、慌てないようにやっていきたいと思います」と見据えるが、その最終組のメンバーは同世代の若い2人となった。4打差を追うのが24歳の河野祐輝、5打差の3位に23歳の小平智。ともにここまでチャレンジツアーで複数勝利をマークしている若手だ。

河野は昨年、同ツアーで賞金王となり今季の出場権を獲得。最終日翌日の20日（月）に誕生日を迎える。松山とは同じ愛媛県出身。「20代3人での優勝争いは嬉しい。良い刺激を受けながらやれたら」と初々しく話している。

一方の小平は藤本佳則と同学年で日大時代から若きホープとして名を馳せた。しかし、その藤本をはじめ、昨年ルーキーの川村昌弘、浅地洋佑らに話題をさらわれ、口惜しい思いも。「明日は松山と一緒ですよね。勢いに負けないように頑張りたい」と意気込んだ。

松山の輝きだけではない、新世代の芽吹きを感じさせる最終日を期待したい。（千葉県印西市／桂川洋一）