戦友とタッグ 小平智は2位タイをキープ
2013/05/17 19:31
千葉県の総武カントリークラブ 総武コースで開催中の国内男子メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」2日目。ツアー未勝利の23歳、小平智が好位置をキープした。4アンダーの2位タイからスタートし「69」(パー71設定)で通算6アンダーとして首位に2打差の2位タイのまま予選を通過した。
2日続けての好ラウンドを支えたのは、今週から手にした新しいサンドウェッジだけでも、この日から急きょバッグに入れたユーティリティだけでもない。頼れる相棒の存在が、心強かった。今週、キャディに据えた市原弘章さんは、日大ゴルフ部時代の同級生。今大会開催コースにほど近い、船橋カントリークラブに所属する気心知れた“戦友”だった。
ラウンド中の会話はプレーだけにとどまらず、和気あいあいの雰囲気。市原さん自身も現在プロゴルファーを目指しており、次週のプロテストに向け今大会期間中もラウンド後は自分の練習に取り組んでいる。それだけにコンビを組んだ経験は少ないが、小平は「7回くらい担いでもらって、1回しか予選落ちしていない」と誇らしげだ。
3日目にともに最終組でプレーするのは中国の呉阿順と、現在単独首位の藤本佳則。藤本とは同学年で、アマチュア時代にはしのぎを削ってきたが、プロ転向後はレギュラーツアー初勝利で先を越されるなど、水をあけられている。「お互い成長したところを見せられれば。緊張すると思うけど、気負わず頑張ります」と意気込んだ。(千葉県印西市/桂川洋一)