5バーディから6ボギー 上井邦浩は6位タイ
2013/05/03 18:13
愛知県の名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースで開催中の国内男子ツアー「中日クラウンズ」2日目。ツアー初優勝が待ち遠しい上井邦浩は、前半アウトで5バーディをマークし一時はトップに立ちながらも、後半インで6ボギーを叩き「71」(パー70)とスコアを落とした。通算3オーバーは、首位の松山英樹に4打差の6位タイから決勝ラウンドを迎える。
クラブハウスに引き上げてきた上井は、苦笑いを浮かべながら話した。「前半と後半。まるで別人でした。前半はショットもパットも何をやっても上手くいったのに・・・」。アウトではティショットで確実にフェアウェイを捕え続け、バーディラッシュを見せた。しかしインでフェアウェイをキープしたのは最終18番だけ。そしてこのホールもパーオンを逃してボギーフィニッシュ。「今日はパターが良かっただけに、ティショットの正確性が欠けたのが悔しい。ボギーを打つとフェアウェイに打ちたくなる。でも“置きにいく”と曲がる」と、自ら招いた悪循環に唇をかんだ。
国内開幕戦の「東建ホームメイトカップ」で2位。そして前週「つるやオープン」は3位。現在の賞金ランキングは3位と奮闘を続けているだけに、求め続けるのは悲願の1勝。兄弟子の宮本勝昌も「こういう経験を重ねていけば・・・」と背中を押す。名商大出身で、所属は三好カントリー倶楽部。地元の名門トーナメントで悲願を達成したい。(愛知県東郷町/桂川洋一)