開幕セレモニーで選手会長大奮闘

ジャパンゴルフツアー国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」の大会前日、午前10時30分から開幕を祝したオープニングセレモニーが行われた。日本ゴルフツアー機構（JGTO）の会長・海老沢勝二氏を始め、今大会主催の東建コーポレーション株式会社代表・左右田鑑穂氏、女優の萬田久子氏、俳優の菅原文太氏。そして選手を代表して尾崎将司、池田勇太、藤田寛之、ブレンダン・ジョーンズが出席した。

海老沢会長、池田選手会長からの挨拶に続き、8人がそれぞれに木槌を持ち鏡割りを行った。乾杯の発声はジャンボ尾崎。「誰が盛り上げるって？俺でしょ！いつかって？今でしょ！」と軽快なトークを織り交ぜ会場を盛り上げた。

8人は揃いの法被（はっぴ）姿で登場し、ディフェンディングチャンピオンとして参加したブレンダンは「日本らしさをとても感じましたね。祖国オーストラリアとは全く違う文化で、異文化を楽しむことが出来ました」と話した。

実はこのセレモニー、朝から張り切って段取りを仕切っていた男がいた。それは選手会長の池田だった。セレモニー開始の2時間前、スタッフを招集した池田は、それぞれを立ち位置を確認し、マイクのやりとりや鏡割りのタイミングなどを指示。

世話焼きの池田は、少し引き気味に会場を見渡すと「看板もっと下！樽が曲がってる」と大声を張り上げた。その池田の努力の甲斐もあり、多くのギャラリーに見守られる中、2013年国内シーズンが華々しく開幕する。（三重県桑名市／本橋英治）