2013年 タイランドオープン

池田選手会長「お祭りみたいな試合がしたい!」

2013/03/12 18:54
タイの暑さにも慣れた池田勇太は、プロアマ戦でも余裕の笑顔でラウンドを行った

男子ツアーの2013年の国内開幕戦に先駆け、日本ゴルフツアー機構(JGTO)は、ワンアジアツアーとの共同主管により、タイのナショナルオープン競技「タイランドオープン」を開催する。日本からは40名の選手がエントリー。開幕2日前の12日(火)は日本勢6名がプロアマ戦に出場した。

今季から選手会長となった池田勇太のその中の1人。スタートが13時30分と遅い時間だったため、11時30分にコースに着いた池田は、スタート準備の合間に取材に応えた。自らの調子については「2週間前にもタイで試合をしたし、暑さは大丈夫。もちろんゴルフの調子も上向きなので、良い結果が出せるよう頑張るだけ」と表情は明るい。

そして日本勢40名を含むJGTO有資格者60名の選手会長としては「この時期に試合が出来ることは選手としては嬉しいけど、なぜ日本でやらないんだという声も聞こえてきそうなので、今週と2週間後の試合についてはなんとも言いにくい」と口ごもる。

「日本のファンには、今週の試合でも日本人選手が優勝争いに加わって盛り上がることで4月の開幕にもつながるし、自分もその中に加わって盛り上げていきたい。日本ツアーがこれから盛り上がっていくためには、それぞれの試合が接戦になったり、自分も含めて良いプレーを見せることが大事だと思う」。

さらに池田の構想は膨らむ。「俺が子供のころはゴルフは会場でもテレビでもワクワクして観ていたけど、今は試合数も減ってしまい、勢いがないのは事実。こういう状況だからこそ、選手だけでなく協会を含め関係者が力を合わせ、ファンに認められて盛大にお祭りみたいに盛り上がるといい」。会長としてツアーを盛り上げるためにも、今大会の中心選手として優勝争いに絡むことが一番の起爆剤となりそうだ。(タイ・バンコク/本橋英治)

2013年 タイランドオープン