国内男子ツアー

2012年賞金王、藤田寛之「また奇跡を起こしたい!」

2013/02/13 22:21
感謝の言葉と今季に向けての抱負を語った藤田寛之

昨年、シーズン4勝を果たし初の国内男子ツアー賞金王に輝いた藤田寛之。その栄誉を讃えるために、ヤマハ株式会社、株式会社サンエー・インターナショナル、そして株式会社芹沢インターナショナルが発起人となり、都内で祝賀会が行われた。

会の直前に「ゴルフよりも緊張しますね」と話していた藤田は、その言葉通りこわばった表情で登壇。来賓からのお祝いの言葉に丁寧に頭を下げなら聞き入っていた。そして、地元福岡から駆けつけられなかった両親からのビデオメッセージに対し、モニターをじっと見つめてうなずきながら「本当にゴルフばっかりで、全然福岡に帰っていませんから、親不孝ものですね」としみじみと話した。

会場には師匠の芹澤信雄をはじめ宮本勝昌、上井邦浩などチーム芹澤の面々や、お祝いにと谷口徹や岩城滉一氏、高校の大先輩にあたる財津和夫氏も登壇し祝辞を述べた。また、この日会場には多くの関係者が出席し、抽選で藤田も使用するドライバーや枕のプレゼントも行われた。

次週には米国で開催される「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」に出場するため渡米。そして「WGCキャデラック選手権」など数試合に出場してから4月の「マスターズ」まで米国遠征を続ける。

「まだまだ練習をして上手くなりたい」と意欲的な43歳は、「この会で改めて気持ちを入れ替えることが出来ます。また今年も奇跡を起こして、こうして皆さんの前で良い報告が出来るように頑張ります」と抱負を語った。日本ツアーでの勝利数を重ねることが最大の目標になるが、まずは「マスターズ」で上位に入ることを狙い、新たなシーズンに突入する。(東京都港区/本橋英治)

タケ小山氏の「今年も一泡ふかせよう!」というかけ声で乾杯
お祝いに駆けつけた谷口徹とも握手を交わし談笑する藤田寛之
抽選でドライバーや枕のプレゼントも行われた
藤田プロは上手すぎて参考にならないと話す岩城滉一氏
タイトリストからボーケイ、キャメロンのオリジナルウェッジとパターを受け取りご満悦な藤田寛之
藤田の専属キャディ梅原敦氏は「やっぱ場違いな格好ですよね」と照れ笑い
両親からのビデオメッセージを真剣に見つめる藤田寛之
最後はチーム芹澤の面々が登壇し藤田へエールを送った