薗田峻輔、父の故郷で4位タイの好スタート
2012/11/15 17:10
2012年シーズンは先週の時点で賞金ランキング46位と満足のいくゴルフが出来ていなかった薗田峻輔が「ダンロップフェニックストーナメント」の初日に5バーディ、1ボギーの4アンダーをマークして4位タイの好スタートを切った。
「このコースは好きなコースですし、中学生のころからラウンドさせていただいているので慣れてもいます」。薗田の父、俊信さんが宮崎県出身ということで、幼少のころから夏休みには宮崎に遊びにきていた。そしてゴルフに打ち込み始めた中学時代には、父に連れられてフェニックスカントリークラブでプレーするようになったという。
松林でセパレートされ、フェアウェイが広くないフェニックスを難しいという選手が多い中、薗田は「面白いというか攻め甲斐があって楽しいコース」と表現する。もともとストレート系のボールで攻めるよりは、フェード系やドロー系など球筋を変えながら攻めるのが好きな薗田に合ったコースレイアウトになっている。
「林の中に打ち込んだら、どんどん奥まで行っちゃう危険性もあって、松も真っ直ぐに生えているわけじゃないから、いろんなことを考えさせられる。独特な雰囲気が出ているコースなので好きですね」。
この大会は今年で3度目の出場になり、2010年は予選落ちに終わったが昨年は7位タイに入った。「もちろん優勝とかも考えますが、まずは早く2桁の10アンダーまでもって行きたい。最近2桁の壁があるというか、なかなか出せないんですよね。だから早く出したい。そうすれば優勝争いにも加わることができると思うし」。スイングの調子も上がってきて迎えた好きなコースでの戦いは、残り3日間でどこまで伸ばすことができるか。(宮崎県宮崎市/本橋英治)