池田勇太、ノーバイザーは頭痛対策
2012/11/14 17:17
国内男子ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」で、2010年に優勝を果たし、15日(木)に開幕する今年の大会で2年ぶりの優勝を狙う池田勇太。しかし、大会前日は体調が良くない中でのプロアマ戦となった。
用品契約の関係もあり、普段ならキャップかサンバイザーを着用してプレーをする池田だが、この日は何もつけずにラウンドを行った。朝から頭痛がしていたために、額を締め付けることがつらい、ということでの判断だった。
3週前の「マイナビABCチャンピオンシップ」では初日に18ホールをラウンド後、途中棄権をした池田は、翌週には中国で開催された「WGC HSBCチャンピオンズ」に出場。さらに翌週は欧州ツアーの「バークレイズ・シンガポールオープン」に出場するためシンガポールに移動するなど強行スケジュールが続いた。
そして、今大会に出場するために帰国する際に利用した航空機が、疲れた池田の体では気圧差に耐えきれず頭が悲鳴をあげたようだ。この日は話す声も鼻声で「頭もだけど、体中痛いし、心も痛いよ」と嘆く。
現在賞金ランキングでは藤田寛之、谷口徹に次ぐ3位。逆転での賞金王獲得に向けて「もちろん優勝、狙ってやりたい。久しぶりにいい試合がやりたい。優勝しているコースだし、やり方はわかっている」と、2年ぶりの勝利を目論む。昨年は大会前に、調子も良くなってきたと話していたが、予選落ちに終わった。明日の大会初日、体調を戻して好スタートを狙う。(宮崎県宮崎市/本橋英治)