ドンファン、ランキング25位以内への挑戦
来季の米国男子ツアー出場資格を狙うドンファン(韓国)が、「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン」の初日に3アンダーをマークして26位タイにつけた。「前半はチャンスでパッティングが決まってくれたので、3バーディが来ましたが、後半はチャンスで気持ちが入り過ぎてバーディパットは決められなかった。でも、ノーボギーのラウンドには納得です。4日間、平常心でやりきりたい」と、今大会の豊富を語る。
今大会を終えて賞金ランキング25位以内の選手で、米ツアー挑戦を希望する上位7名まではクオリファイの1次が免除になる。米ツアー挑戦を表明しているドンファンは、先週の「ANAオープン」で6位タイに入り379万円を獲得して21位まで浮上してきた。
しかし、現時点で25位との差は約100万円しかない。今週、予選落ちをした場合26位以下に転落する可能性もある。ドンファンの読みでは、現状の上位25位以内で日本人選手はほとんど米ツアーのクオリファイに挑戦しないとみているため、韓国人選手が全員出場したとしてもドンファンは上位7名に入る予定。従って、25位以内をキープすることが最低限の条件となっている。
「今日の後半も少し出てしまったのですが、入れたいとか気持ちが強くなってしまい失敗することが多いので・・・。今季はクオリファイのことが頭にあって、優勝すれば賞金ランキングも上位に入るからと、優勝ばかり意識しすぎて空回りしてしまいました。10月末の時点でトップ10以内(かつ挑戦意思のある上位3人)に入って、クオリファイのファイナルからの資格を取れたら最高なのですが、まずは今回の25位以内をクリアできれば、10月末まで日本でプレーも出来ますので・・・」と、シーズン序盤から抱えていた葛藤と現在の心境を語る。
今大会はアジアンツアーとの共催ということで、日本以外からも強豪選手が多数出場しているが「今の自分には、どの選手に勝とうとか全く考えていません。敵は自分自身ですから。いかに平常心でゴルフができるかで、結果に現れますので自分に勝つことだけを考えます」と、残る3日間もミスを最小限に抑えてスコアを伸ばすことだけを考える。(兵庫県三木市/本橋英治)