2009年 中日クラウンズ

50年連続出場の杉原輝雄、36ホールを完走し「ホッとした」

2009/05/01 20:28
アプローチがショートして悔しがる杉原輝雄。最後まで全力プレーで魅せてくれた

今年の国内男子ツアー「中日クラウンズ」の主役の1人、第一回大会から50年連続出場という偉業を達成した杉原輝雄が無事に36ホールを完走した。癌と闘病しながら“生涯現役”を掲げてプレーを続け、先週の「つるやオープン」では風邪を患うなどプレーするだけで精一杯だったという。今週は体調も良く、フェアウェイを小走りする姿も見られ、最下位に終わったものの「スコアはダメだったけど、2日間を無事に終えられてホッとした」と表情を和らげた。

「大会が50回続けて下さったからこそ、僕も50回出ることができた。ホントに有難いし、携わっていけて幸せです」と、大会に対して謙虚に感謝の意を示す杉原。今後も体が動く限りはプレーを続けたいと話すが、「そのためには、そこそこのスコアを出さないと。出てるだけでお客さんは応援してくれるけど、僕は納得いかん。70台で回らないと話しにならない」と、自らを戒めていた。プレー中、自身のショットに対し苛立ちを見せるなど、ゴルフへの情熱は今も変わらない。“関西のドン”は今年も健在だ。

2009年 中日クラウンズ