薗田は2位キープで決勝へ 「ちょっとずつ自信も出てきた」
2012/08/17 20:03
大阪府の泉ヶ丘カントリークラブで開催されている、国内男子ツアー「関西オープンゴルフ選手権競技」の2日目。首位を1打差で追う2位タイの薗田峻輔が8バーディ、3ボギーの「66」で回り、通算11アンダーの単独2位でフィニッシュ。連日のバーディ合戦に遅れをとることなくスコアを伸ばし、2シーズンぶりのタイトルに前進した。
前半インでは、序盤こそショットが右に出てスコアメイクに苦しんだが、「15番の2打目で気持ち良く振れてから安定した」と、一気にバーディ量産態勢に。3ボギーを叩きながらも1つ伸ばして折り返すと、後半に4つのバーディを重ねての再浮上を果たした。
復調しつつあるショットに関しては「まだ完璧ではない」とする一方、「パットゲームには自信がある」とグリーン上では心に揺らぎはない。3週間前の「サン・クロレラ クラシック」から、それまで使用していたピン型からL字型のパターに替えた。「それまで(ソールの)トウ側が浮く悪い癖を直すため」という矯正が早々に好感触へと繋がり、「ストロークも安定している」と表情も明るい。ショットの復調と合まって、今週の躍進の一因となっている。
「パットはどれだけこの調子をキープできるか。バーディは獲れているし、こんなことは最近めったに無かったこと。ちょっとずつ自信も出てきたと思います」。明日は、攻めのプレーを宣言。薗田のプレーにも言葉にも、かつての強気な姿勢が戻ってきた。(大阪府堺市/塚田達也)