2012年 〜全英への道〜ミズノオープン

今季ツアー初参戦の松山英樹「同じことは繰り返さない」

2012/06/20 16:26
国内ツアー出場は昨年の最終戦「日本シリーズJTカップ」以来。またしても今大会の主役の一人となるか。

国内男子ツアー第8戦「~全英への道~ミズノオープン」は21日(木)から4日間、岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部で開催。アマチュアの松山英樹が、今季の日本ツアー初参戦を果たす。

4月の「マスターズ」に2年連続で決勝ラウンド進出を果たした松山は帰国後、再び東北福祉大ゴルフ部の一員としてのプレーに専念。そんな中でも、5月に行われたツアー外競技「ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント」では、2日間通算トップのスコアをマークするなど、その存在感をたっぷり残す活躍を見せてきた。

そして主催者推薦で出場する今大会は、18日(月)から練習ラウンドを開始し、コースの感触をチェック。「ショットは調子が上がってきた。あとはアプローチ、パットという感じ。久しぶりのプロ試合なので、グリーンが速く感じる。しっかりストロークして、オーバーを恐れずに打っていきたい」とグリーン上でのプレーを自らのポイントに掲げた。

上位4選手に海外メジャー第3戦「全英オープン」(7月19日~22日/イングランド・ロイヤルリザム&セントアンズ)の出場権が付与される今大会。松山にとって“全英への道”はリベンジとなる。

3月にタイのアマタスプリングCCで行われたアジア地区最終予選会では、一時はトップに立ちながら、最終ホールでトリプルボギーを叩くなど上がり3ホールで6ストローク落として全英出場の道を自ら閉ざしてしまった。

「マスターズでも同じことを繰り返してしまった(最終日に80を叩いて2年連続のローアマタイトルを逃した)。それを繰り返さないように自分ではやってきた。不安を残さないように練習をしてきたつもり」。予選ラウンドは同じ若い世代の小平智川村昌弘と同組に。気合は十分。再びメジャーへの扉をこじ開ける。(岡山県笠岡市/桂川洋一)

2012年 〜全英への道〜ミズノオープン