開幕から抜群の安定感!谷原秀人は今週も…
2012/05/10 21:15
国内男子ツアーの今季メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」が10日(木)、栃木県の烏山城カントリークラブで開幕。日中に雷雲接近による一時中断があった影響で、日没サスペンデッドとなったが、谷原秀人が7バーディ、2ボギー「67」をマークして5アンダーの暫定3位タイでスタートした。
開幕戦の「東建ホームメイトカップ」から3試合連続でトップ10入りを記録している谷原は、出だしの5ホールで4バーディを奪うロケットスタート。8番から2つボギーをたたいたが、後半インでも3つバーディを重ねてホールアウトした。
前夜からの雨の影響で、この日は「プリファードライ」のルールが採用された。「ラフでボールを拭けるのは初めて(の経験)なのでは。埋まるところもあるし、特別ルールのおかげで助かった部分もあります」と言う。それでも2年以上悩まされてきた肩痛から解放された、充実のシーズン序盤の手応えはキープされたまま。「去年までは痛くないところで、(スイングを)止めていたりした。肩の上がり方が違うのは大きい」と話した。
ツアー通算9勝も、国内メジャーのタイトルはまだ手にしていない。それでも「獲りたいのは、やまやまだけれど、あと3日、丁寧にプレーできれば」と冷静だ。開幕戦からいまだ、オーバーパーをたたいたラウンドが無く「これがいつまで続くのかが僕にとって一番楽しみ」。言葉に、目の前のラウンドだけに集中するという今の心境がにじみ出た。(栃木県那須烏山市/桂川洋一)