2012年 つるやオープンゴルフトーナメント

藤田寛之「満足度は低め。スコアは良いので70点!」

2012/04/20 18:25
ショットが不調も「難しいホールで何とかうまくいってくれた」とノーボギーのラウンドで首位タイに浮上した

3アンダーの8位タイからスタートした藤田寛之が、2日目に5ストローク伸ばして2位タイに浮上した。この日は、出だしの1番、ピッチングウェッジで放ったセカンドショットはピン上約3mにつけると、下りのスライスラインをきっちりと読んでバーディ。さらに3番、9番ではショートアイアンが冴え、ピン側1mにつけ次々とバーディパットを沈めた。

しかし藤田はこの成績にも「満足度は低め。スコアは良いので70点」と厳しく評価するも、「パッティングは入ってくれたので100点。でもティショットは30~40点かな。ただ、難しいホールでうまくいってくれたのでボギーを叩かずに済みました」と及第点を与えた。

このオフは自身の最重要課題であるショット精度に重点を置き、トレーニング、技術面を多方面から努力してきたと話す。しかし、今季開幕に備え「練習したわりには、あまり充電できていないような・・・」と苦笑い。「でも芹澤さんという急速な充電器が今週はありますからね(笑)」。師匠である芹澤信雄も今大会に参戦し「いてくれると心強い」と、その存在も藤田を支えている。

さらに42歳で迎える今シーズン、「年々、モチベーションは上がっています。うまくなりたいし、強くなりたい気持ちがまだまだ強いですね。そういう泥臭い職人的なのがきっと好きなんですよ」と、今のゴルフはまだまだ通過点に過ぎないと感じている。「今年はせっかくいいスタートが切れているので、失速したくない。とにかく伸ばしていくしかない」。国内ツアーでの優勝を1つでも、2つでも・・・と勝ちにこだわる藤田が戻ってきた。(兵庫県川西市/糸井順子)

2012年 つるやオープンゴルフトーナメント