2012年 つるやオープンゴルフトーナメント

片山晋呉、一球入魂!?「過去と比べても一番いい」

2012/04/19 20:14
「あせらず、くさらずの練習がようやくカタチになってきた」と、絶好調の片山晋呉が好発進!

国内男子ツアー第2戦「つるやオープンゴルフトーナメント」初日、トーナメントレコードタイの「62」をマークした片山晋呉が単独首位に立った。

「理想のスイングは女子プロのスイング」と、腰を上体の捻転に合わせて自然と開きながら、インパクト時、フェース面が目標に対して平行にボールを捕らえるというのが“理想のカタチ”。これまでスイング改造に取り組み続け、「ようやく自分の目指してきたスイングがうまく体にはまりかけている」ことが、前週からの好調さに繋がっているようだ。

先週は手探りだったと言うが、開幕戦も終わってみれば4位タイ。今週はある程度の確信のようなものをもって臨んでいると話す。「“やろうとしているスイング”、“球筋”、“気持ち”の3つが揃ってきたような感じ。とくにボールに気持ちが入るということは、魂が乗るというイメージかな」と、狙ったとおりのところに球を運べ、さらには「過去、一番いい時と比べてもスイングは良くなっている」という最高の仕上がりに、自身への期待値も高い。

一時は不振に悩んだ時期もあり、目標を口にすることさえなかったと話す片山だが、「今は出場する試合では優勝争いをしたいし、もちろん賞金王奪還だってあきらめたわけではない。具体的には来年のマスターズにも出たいしね」と復活に意欲を示す。「あせらず、くさらず3年間練習してきて良かったと思う」と久々の手ごたえに、“向うところ敵なし”と行けるだろうか。(兵庫県川西市/糸井順子)

2012年 つるやオープンゴルフトーナメント