小山内護は「上出来!」と上機嫌
2012/04/15 18:13
国内男子ツアーの開幕戦「東建ホームメイトカップ」の最終日、首位と1打差の通算8アンダー単独2位でスタートした小山内護。最終組を一緒にラウンドした片山晋呉、小田龍一とバーディ合戦を繰り広げ、前半はギャラリーを沸かせていた。
しかし後半に入り、スコアボードを見ると、1つ前の組でラウンドするブレンダン・ジョーンズがスコアを伸ばしていることを知り、焦る気持ちが出てきてしまった。14番でボードを見て小山内は考えた。「あれ、残りのホール数とバーディバーディ数を考えたら、もう追いつかないじゃん」。気持ちよくスコアを伸ばすブレンダンは、その勢いで17番もバーディを取る可能性が高いため、この時点で11アンダーの小山内は白旗を挙げる気分になったという。
しかし、この日のラウンドを「楽しかった」と言う小山内。「最高の開幕戦でしょう。こういう優勝争いを多くしていって、自分のゴルフをすれば、そのうちチャンスは来ると思う。落ち着いてできるようになった。力まずに状況判断できるようになった」と胸を張る。
今回の開幕戦への前哨戦として先週出場した「千葉オープン」では、2日間で9アンダーをマークして優勝。そして今週は4日間で通算12アンダーの単独3位。「上出来です。上出来、上出来」と連呼。この勢いを維持して、次戦も優勝争いを狙う。(三重県桑名市/本橋英治)