2011年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント

飛ばし屋の諸藤将次に谷口徹の教え

2011/10/20 18:14
2位タイで初日を終えた諸藤将次。決勝ラウンドで優勝争いに絡みたい

国内男子ツアー第20戦「ブリヂストンオープンゴルフトーナメント」は20日(木)、千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コースで開幕。今季2勝目を狙う諸藤将次が、単独首位の宮本勝昌に4打差の4アンダー2位タイと好発進した。

インからスタートした諸藤は前半に4バーディ、1ボギーと3つスコアを伸ばす上々の滑り出しを見せた。しかし折り返した後半アウトの3番でボギー、5番では3パットを叩いてボギーとし後退。すると続く6番。本来はティショットで3番ウッドを握る予定だったが、「ちょっと気持ち入っちゃって」とドライバーを振り切った。豪快に320ヤードをかっ飛ばしバーディを奪取。

「そこから流れが良くなった。ストレス解消です」と“うさ晴らし”に成功すると、最終9番(パー5)では右ラフからピンまで残り250ヤードの第2打を4番アイアンで2オンさせ、イーグルで締めくくった。

9月の「フジサンケイクラシック」でツアー初優勝を飾った後、調子はというと「うーん、ゴルフの内容は…」と首をひねる。だが「スコアにつながるアプローチは以前よりは寄っているし、流れをつかむホールでパーパットも入ってくれているので、落ち着いてきたような気はします」と手応えもある。

その裏にあるのが、ツアー通算16勝、谷口徹の教え。ショートゲームを中心にアドバイスを受けている。前週の「日本オープン」、そして今週も練習ラウンドをともにした。時にはテレビ放送を見た谷口から「あのバンカーショットは“無いわ”」とメールをもらうことも。「下手くそ」、「もっと練習しろ」と厳しい言葉をぶつけられながらも日々勉強の毎日だ。

日本一の飛ばし屋に、名手直伝のショット。期待の26歳はこの貴重な“チャンス”を今後、活かしていけるか。(千葉県千葉市/桂川洋一)

2011年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント