諸藤将次がギャラリー唖然のイーグル
2011/10/15 19:06
千葉県の鷹之台カンツリー倶楽部で開催中の国内男子メジャー第3戦「日本オープン」の3日目。2オーバーの20位タイから出た諸藤将次は「72」で回り通算3オーバーの16位タイで最終日を迎える。
息の詰まりそうな我慢の連続が展開される難セッティング。諸藤はそんな空気を一瞬、吹き飛ばす爽快なプレーを見せた。607ヤードと18ホール中、最も長い14番(パー5)。ドライバーでのティショットは右に大きく曲げて林近くのラフへと落ちた。セカンドの残りはピンまで305ヤード。日本一の飛ばし屋の考えは「ラフでも打てるところにあった。花道を使えば乗るかな」だった。
得意の3番ウッドを振り抜くと、ボールは手前から駆け上がってグリーンへ。そしてピン横9メートルを沈め、2オン1パットのイーグルを奪った。フォローの風が吹いていたとはいえ、持ち前の飛距離を存分に見せつけ、ギャラリーも驚きの拍手。「気持ちよかったので、ちょっと手を挙げちゃいました」と照れ笑いを浮かべた。
日本オープンでは今大会が初の予選通過。国内メジャーでは今年の「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」での43位タイが最高位。今季2勝目への道は厳しくなったが、大きな財産を持ち帰りたい。(千葉県千葉市/桂川洋一)