立山光広「遼がリーダーならチャンスは無い」
2011/10/08 19:43
国内男子ツアー第18戦「キヤノンオープン」は3日目、最終組でラウンドした小山内護と石川遼が終盤に崩れ、通算11アンダーで立山光広と久保谷健一を含めた4選手が首位タイで並んで9日(日)の最終日に突入することになった。
7アンダーの7位タイからスタートした立山は、この第3ラウンドで6バーディ、2ボギーの「68」をマーク。「最近までドライバーの調子が良かったけれど、今週はすごく悪い。でもなぜかスコアは良いんだよ」と悲願のレギュラーツアー初勝利へ前進。ホールアウト直後は「遼がトーナメントリーダーだとチャンスは無いけど、マモ(小山内)ならチャンスあるな」と笑っていたが、結局2人と並んで自身もリーダーとなった。
一方の久保谷は9アンダーの3位タイから出ると、1番からいきなり2連続バーディを奪って勢いをつけた。しかし続く3番でボギー。結局「70」で2ストローク伸ばすにとどまり「センスないんだなあ、ゴルフ…」と嘆き節。9年ぶりとなる通算5勝目へ大きなチャンスだが「周りは関係ない。ほかのことを考えている余裕は無い。明日はみじめにならないように頑張るよ」と話した。
トップの4人は石川以外は40代。経験値に勝るベテラン勢が、負けじと最終日を引っ張っていく。(神奈川県横浜市/桂川洋一)