片山晋呉の教えを受ける冨山聡が5位タイ浮上
2011/10/07 17:57
神奈川県の戸塚カントリー倶楽部で開催されている国内男子ツアー第18戦「キヤノンオープン」2日目。2日連続で「68」をマークした冨山聡が通算8アンダーの5位タイに浮上。トップの石川遼を4打差で追って決勝ラウンドに進んだ。
前半を3バーディ、1ボギーと2つスコアを伸ばして折り返した冨山は、難所の続く後半も安定したプレーを披露。13番をバーディとすると、最終18番では6メートルを沈めてバーディフィニッシュしリーダーズボードの上位に名を連ねた。
初のシード権獲得を狙う冨山は、今季開幕前のオフから片山晋呉の指導の下、スイングの基礎的な練習を続けている。つい先月までは練習場での“片手打ち”を命じられ、地味な鍛錬を続けてきたが「ANAオープン」の際に「もう両手で打っていいよ」と新たな段階へのステップの許可をもらった。
もともとの得意クラブはパター。そこへシード権保持者のアドバイスでショットを勉強中。前週も13位タイと成績も少しずつ安定し始め「まだまだって、言われるだろうけれど、今は楽しくてしょうがない」と言う。次週以降の出場試合は未定。「今週、頑張らないといけないですね」と静かに闘志を燃やして残り2日間に臨む。(神奈川県横浜市/桂川洋一)