ベ・サンムンは賞金王も米ツアー出場資格も狙う
2011/10/02 18:17
2008年、09年に韓国ツアーの賞金王となったベ・サンムンが、今度は日本ツアーの賞金王を獲得すべく「コカ・コーラ東海クラシック」で今季2勝目を果たした。参戦1年目の昨年は果たせなかったツアー優勝を、今年の8月に「VanaH杯KBCオーガスタ」で果たし、4戦後の今週も優勝。今季の獲得賞金を8,752万円に伸ばして、これまで首位に立っていた石川遼に1,738万円の差をつけて首位に浮上した。
「今年の目標は日本ツアー3勝をすることと、賞金王になることです」というサンムン。「8月の初優勝が自信になりましたので、今回優勝できました。この勢いで3勝目もできそうな気がします」と、最初の目標は達成するイメージができてきた。
ところが、もう1つの目標「賞金王になること」は、難題が待ち受けている。それは、来年度の米ツアー出場資格を掴むために、11月末にはクオリファイスクールに挑戦する予定になっているからだ。このクオリファイに出場するためには、日本ツアーの「カシオワールドオープン」そして最終戦の「日本シリーズJTカップ」を欠場しなければならない。
「そうですね。大事な2試合を休んだら、賞金王は難しいですね・・・」あらためて日程を聞いて、難しいと話すサンムンだが、2週間後の「日本オープンゴルフ選手権競技」など高額賞金の大会で優勝や、各試合で上位に進出して行けば、終盤の2戦に出場しなくても賞金王を掴むことも可能だ。むしろ、今の勢いならば3勝に止まらないかもしれない。(愛知県みよし市/本橋英治)