5アンダーの武藤俊憲「喜んでいいの?」
2011/08/18 19:20
国内男子ツアーは7月の北海道2連戦後は2週間のオープンウィークとなった。その間、各選手は地方のミニツアーに出場したり、トレーニングや練習に充てるなど独自の調整を行った。
「関西オープンゴルフ選手権競技」の初日に5アンダーをマークした武藤俊憲は、8月13日に開幕した「札幌オープン」に出場した。ところが、武藤は初日の予選ラウンドで結果を出せず予選落ちになり落ち込んでいた。
「今日はドライバーショットが良かったんですけど、先週予選落ちだったんで。そこからこのスコアなんで、素直に喜んでよいのかな?」と頭をひねる。
以前から、良いスコアを出したホールアウト後には「なんでこんなスコアが出たかわからない」「今日はたまたまです」と消極的な発言の多い武藤だが、今回は「たまたま気分転換でドライバーをR11からバーナーに換えたので、明日からどうしよう」と、好スコアに翌日のクラブセッティングまで悩みだしてしまった。
しかし、武藤にとっての生命線とも言えるドライバーショットが、しっかりと振れている状況には「強く振ろうと思えるのは僕にとって良い傾向です」と、少しは前向きに捉える。スイングがしっかりしていれば、ドライバーがどのタイプでもフェアウェイを捕らえ、スコアを伸ばしてくるに違いない。(兵庫県小野市/本橋英治)