松山英樹が40位タイで決勝ラウンド進出
2011/07/29 20:07
北海道の小樽カントリー倶楽部で行われている国内男子ツアー第10戦「サン・クロレラクラシック」2日目。初日「73」で1オーバーの61位タイからスタートしたアマチュアの松山英樹は、終盤に盛り返して「71」。通算イーブンパーとして40位タイに浮上し今季プロツアー初の予選通過を果たした。
出だしのつまずきを土壇場で取り返した。前半12番(パー3)で、まさかの4パットによるダブルボギーを叩いた松山は、グリーン上で苦しみ前半を「37」。しかし後半3番でボギーを叩いて通算3オーバーとしてから、粘り強さを発揮した。
5番で4メートルを沈め、6番ではバンカーからの第3打を2メートルにつけて2連続バーディとすると、8番では残り95ヤードの第2打をサンドウェッジでピンそば1メートルにピタリ。この日4つめのバーディでイーブンパーに戻し、決勝ラウンド進出を決めた。
4月の「マスターズ」で日本人初のローアマ獲得という快挙を成し遂げ、今季初の国内プロツアー参戦となった前週の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」では予選落ち。「2試合連続で落ちるのは嫌だった。ホッとしています。(予選通過)圏外からよく戻ってこれた」と久々の笑顔をのぞかせた。
首位とは13打差と開いたが「ホテルに帰ってからもパターの練習をしたい」と意欲。難コースでの戦いに刺激を受けながら「明日からは60台を目指して頑張りたい」と力強く語った。【北海道小樽市/桂川洋一】