2011年 韓日プロゴルフ対抗戦 ミリオンヤードカップ

最終日は全英出場の4選手がポイントをゲット

2011/07/03 21:39
チームを代表して準優勝杯を授与した河井博大。「なんでオレが…?」と最後まで緊張の連続でした

韓国・釜山近郊のチョンサンカントリークラブで行われた日韓プロゴルフ対抗戦「ミリオンヤードカップ」最終日。日本は3日間の総合ポイント11.5対8.5で敗れ2連覇を逃したが、シングルス・ストロークプレー形式で争われたこの日、ポイントを獲得したのは、7月14日開幕の「全英オープン」出場権を獲得している高山忠洋河井博大石川遼藤田寛之の4選手だった。

石川遼は序盤から主導権を握り、カン・キュンナムを圧倒。藤田寛之は15番からの3連続バーディでキム・キョンテと分け、0.5ポイントをもぎとった。

そして代表初選出の高山忠洋ホン・スンサンから終始リードを奪い、全選手中ベストスコアの「66」をマークして1打差で白星を挙げた。また、同じく大会初出場の河井博大は「71」でまわり、最終18番を終えた時点ではイ・スンホとドローとなっていたが、イが13番ホールの第2打で、アドレスに入った後にボールが動いたとみなされ、ホールアウト後に1ペナが加算されて、河井が勝利。貴重なポイントをもたらした。

高山と河井はダブルスとシングルスで1勝ずつマークし、初出場の重圧を感じさせないプレーを披露。それでも内心は「1番ティで大声を出してスタートしたかったくらい」と高山。河井も「いつもと違う、想像以上の緊張感がずっとありました」自分自身と格闘していた。

全英に出場する日本勢は4選手と欧州ツアー参戦中の平塚哲二。「本当に未知の世界。自分がどういう精神状態になるのか」と河井。イングランドの地でもプレッシャーをはねのけて戦う姿を見たい。【韓国・釜山/桂川洋一】

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