昨年王者の宮本勝昌はトップと4打差に
2011/06/04 18:29
茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブで行われている国内メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」3日目。ディフェンディングチャンピオンの宮本勝昌は通算イーブンパーの9位タイで第3ラウンドを終え、単独首位の山下和宏とは4打差で最終日を迎えることになった。
初日「78」と崩れた宮本は、前日の2日目に「67」。そして決勝ラウンドに突入したこの3日目は「68」をマークして、出遅れを取り返した。2番(パー5)から3連続バーディを奪うと、5番でボギーを叩くが続く6番(パー5)でイーグルを奪取。残り240ヤードの第2打をピンそば1.5メートルにつけ、これを沈めた。
2週前の「とおとうみ浜松オープン」は失格、前週の「ダイヤモンドカップゴルフ」は予選落ちと苦しむ中、師匠の芹澤信雄の指導を受けて復調の兆しを掴んだ。「久々にゴルフをしているな、というのがここ2日間は続いている」。
昨年大会は3日目を終えて2位に5打差をつけて単独首位に立ち、最終日は「75」と崩れながら、なんとか息切れせずに逃げ切った。ツアー通算8勝のうち、実に半分の4勝が日本タイトルの“メジャー男”。「可能性は低いが、ゼロではないと思っている。明日もう一回、今日みたいなゴルフができれば」と今度は逆転で栄冠を狙う。