2月にクラブの盗難被害にあった富田雅哉、4位タイと好発進!
2011/05/26 19:41
26日(木)に千葉県の千葉CC梅郷コースで開幕した国内男子ツアー第6戦「ダイヤモンドカップゴルフ」。初日6アンダーでトップに立った上田諭尉、増田伸洋、金度勲(韓国)に次いで、2年ぶりの優勝を狙う富田雅哉が1打差の4位タイにつけた。
アウトスタートとなった富田は序盤からバーディを重ねた。2番で13メートルのパットを沈めると、その後も順調にスコアを伸ばす。前半を「34」で折り返すと、後半14番(パー5)では2オンに成功し5メートルのイーグルパットは外したが、楽々バーディ。難攻不落のコースで6バーディ、1ボギーの「67」をマークした。
「ようやくいいプレーができました。やっと自分に合うクラブができたという感じ」。富田は今年2月のある日、千葉県内のゴルフ場でラウンド後、大切なクラブが盗難被害にあった。クラブハウスで目を離した隙にキャディバックごと消えていたという。バッグの中には前回優勝した2009年の「つるやオープンゴルフトーナメント」で使用していた3番ウッドを始め、大切なパターもあった。警察に届け出たが、いまだ犯人は捕まらず、クラブの行方は分からないまま。「ウェッジには名前も入っている。オークションに出ていたら教えてください」と冗談めかすが、新しいクラブが手になじむまでには時間を要した。
それだけに自分を必死にサポートしてくれるテーラーメイドのスタッフの思いにも報いたい。2週前の「日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯」では同じ田中秀道を師匠とする河井博大が涙のツアー初優勝。「本当にうれしかった。自分ももっとやらないといけないし、くらいついてやっていきたいと思います」と2シーズンぶりの優勝へ向け意気込んでいる。