日韓対抗「ミリオンヤードカップ」に遼、勇太、キョンテらが出場
日本ゴルフツアー機構(JGTO)は7月1日(金)~3日(日)に韓国・釜山近郊のチョンサンカントリークラブで行われる韓国選抜と日本選抜の対抗戦の概要を発表した。
今年が3度目の開催となる同大会は、名称を「MILLION YARD CUP(ミリオンヤードカップ)」に変更して行われる。これは日本と韓国の各地を結んだ距離の平均が約960キロにあり、これをゴルフで使用するヤードに換算すると、約100万ヤードになることから名づけられた。
両国選抜ともに10人の代表選手を選出。日本からは昨年の国内男子ツアーの賞金ランキング上位者である藤田寛之、石川遼、池田勇太、松村道央が既に決定している。さらに今季開幕戦の「東建ホームメイトカップ」から「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」までの賞金ランキング上位4人(外国籍選手および有資格者を除く)が選ばれ、6月上旬にキャプテン推薦で最後の2人が決まる。
韓国選抜の陣容も数週間以内に正式決定するが、キム・キョンテと、米国ツアーを主戦場にするY.E.ヤンの出場が内定している。
日本チームのキャプテンは昨年に続いて青木功。昨年大会は日本選抜が1ポイント差で勝利。青木は「昨年はわが日本チームがなんとか勝利を収めましたが、最後の最後までヒヤヒヤでした。今年は韓国チームも昨年以上に気合を入れて挑んでくると思いますが、日本チームも全力でタイトルを死守したいと思っています。日本は、震災の影響で大変な状況にありますが、我々だけではなく、日本の皆さんの力をお借りし、まさに『今、日本のために』という気持ちでトロフィーを持ち帰りたいと思っています」とコメントした。
競技は1日目がダブルスによるフォアサム・ストロークプレー、2日目は同じくフォアボール方式で争われ、最終日の3日目にシングルスのストロークプレーが行われる。それぞれ「勝ち」で1ポイント、「引き分け」で0.5ポイントを獲得し、3日間の合計ポイント数で勝敗が決まる。
なお、今大会の収益金および賞金は韓国サイドからの提案もあり、東日本大震災の義援金として送られる予定となっている。