2010年 マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント

【GDO EYE】小田孔明、パターイップスを克服し5位に浮上!

2010/10/29 19:04
ショートパットが決まるようになった小田孔明が単独5位に浮上した

国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」の2日目を3バーディ、1ボギーでラウンドした小田孔明が、通算5アンダーの単独5位に浮上してきた。小田は今季開幕戦で大会連覇を果たし、幸先の良いスタートをきった。

しかし、5月の「ダイヤモンドカップゴルフ」で単独2位に入った直後から5試合連続予選落ちを喫してしまう。この5試合の間には、海外メジャーの全英オープンにも出場したが、ここでも予選落ち。その頃の小田は「なんかダメなんです。ショットがいまいちで・・・」と話していたが、この日のラウンド終了後、今まで悩んでいた本当の理由を話し始めた。

「パターイップスになっていました・・・」。イップスとはゴルフ用語で、それまでできたことが突然出来なくなってしまうことで、技術的なことよりもメンタル面の要素が強く、一度イップスにかかってしまうと、克服することが出来ない選手も少なくない。

「30センチが入らないんです。2mとかならいいんだけど、30センチが入らないと勝負にならないですよね。その分ショットでバーディチャンスにつけないと、という意識から、ショットに求めるハードルも高くなって、自分を追い込んでしました」と、苦悩を打ち明ける。

現在は調子が上向きで、先週は単独5位に入り、今週も予選2日間を終えて単独5位。「パターは完全に治ったし、もうちょっと2、3m入ってくれたら嬉しいんだけど」と、元気が出たからか欲を出す小田。連覇男は、4試合後に行われる「カシオワールドオープン」で3連覇を果たすのだろうか。本人としては、イップスを克服した勢いで、今週にでも勝ちたいと思っているようだ。(編集部:本橋英治)

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