【GDO EYE】連覇を狙う鈴木亨「俺と回ると優勝できるよ!」
2010/10/28 18:52
昨年の国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」で、2位に5打差をつけて優勝した鈴木亨が、大会連覇に向けて4アンダー4位タイの好スタートをきった。しかし、今季の鈴木は「プロ入りしてから最悪のシーズンなんですよ」と表情はいまひとつ浮かない。
1993年にシード権を獲得してから17年間守り続ける鈴木の現在の賞金ランキングは87位。この17年間でもっとも成績の悪かった2003年でも42位には入っている。鈴木は昨年この大会で優勝したことで、2011年度もフル出場する権利を持っているが、上位70名に与えられるシード権は鈴木にとってのステータスとなっているという。なんとしても残り5試合で70位以内に入ろうと必死に戦っているのだ。
そんな鈴木だが、最近ふと気づいたことがある。「なんか、ボクとラウンドすると、1週間後とか2週間後に優勝するんですよ。ブレンダンでしょ、横田でしょ・・・」と首をひねる。単なる偶然だとは思うが、この偶然も何度も続くと、まことしやかにツアーの中でも噂になってしまう。
「亨さんと一緒にラウンドすると優勝できる!?」そう信じた選手たちは、その迷信を少なからず信じて、次戦に挑むことになりそうだ。そして、先週の「ブリヂストンオープン」最終日に鈴木とラウンドしたのは、デービッド・スメイル(ニュージーランド)と石川遼の2人。スメイル、石川のどちらかが優勝することができれば、このジンクスが立証されるのかもしれない。(編集部:本橋英治)