藤田寛之「自分のゴルフができれば負けない」
2010/10/16 18:36
国内男子のメジャー第3戦「日本オープンゴルフ選手権競技」の3日目。通算9アンダーの首位タイでスタートした藤田寛之が、3バーディ、2ボギーと1つスコアを伸ばして通算10アンダーの単独首位となった。
ラウンドを終えた藤田は「アンダーパーで回った感じがしないぐらい苦しい内容でした。でも結果が出ていますので、今年に関しては悪いながらも踏みとどまることができた。充実感はあります。この位置は誇りに思うし、ゴルファーにとってこの上ない舞台だと思いますので」と、昨年も3日目を最終組でラウンドしながら、スコアを崩してしまったが、単独首位で最終日を迎えることには満足している。
そして、日本一のタイトルに向けては「今週良いパットをしているので、それをいかに維持できるかですね。自分みたいなゴルファーは、自分が納得いくように考えていけば、優勝は自然と付いてきます」。粘り強いゴルフが藤田の真骨頂だが、その粘りを最後まで貫けば今大会を制することが出来るという。
しかし過信はしていない。「この時点で自分がトップだから勝てるとは思えないので、自分のゴルフさえしていれば可能性は出てくるし、自分自身がやるべきことをやるのが大事です」と、改めて自分にいい聞かせる。