2010年 フジサンケイクラシック

薗田、初心に戻って優勝争いに参入

2010/09/03 19:39
2位タイに浮上した薗田峻輔。ラウンド中の表情にも余裕が感じられる

「フジサンケイクラシック」2日目に3ストローク伸ばし、石川遼と並び通算5アンダーの2位タイに浮上した薗田峻輔。明日は高校の後輩・石川と最終組を回り、ツアーでは4ラウンド目となる同窓対決に挑む。

薗田にとって今週の舞台・富士桜CCは、自身の成長を確かめる場でもある。アマチュア時に出場した2007年大会では、カットラインに2ストローク及ばず予選落ち。プロとして同じ場所に戻ってきた今週、「ティショットが安定している分、フェアウェイはじゃっかん広く感じます。2日間アンダーパーは、自分の中では満足です」と、充実の表情を浮かべる。

最近は「調子が良い分、距離を求めていてブレに繋がっていた」という。「今週は振り過ぎず、方向性を重視しています。今は初心に帰っている状態」。これまでの反省とともに、アマチュア時代の苦い記憶も初心への回帰を促しているのか。「フェアウェイからショットが打てている回数も多い。(バーディ)チャンスにつく回数も多い分、成長しているとは思います」。最後まで初心を貫き、過去の自分との戦いにも勝った時、今シーズン2勝目も見えてくるはずだ。

2010年 フジサンケイクラシック