【GDO EYE】薗田峻輔「寝すぎちゃったかな・・・今夜眠れないかも?」
国内男子ツアー「サン・クロレラ クラシック」に出場している薗田峻輔は、初日に7ホールをラウンドし2オーバーの暫定26位タイ。一夜明けて6時22分から再開された11ホールでさらにスコアを落として5オーバーの108位タイと出遅れてしまった。
「疲れが溜まっているみたいです。優勝とか上位の争いを初めてさせてもらっているのもあって、それが疲れになってしまっているようです。でもそれは良い経験をさせてもらっていることなので、悪い疲れではないんですよね」と現状の自分自身を分析する。
薗田が第1ラウンドを終えたのは10時前。第2ラウンドのスタート予定が19時近くということで、一度宿泊先のホテルに戻り睡眠をとることにした。そして、16時すぎに再び会場に現れた薗田は、明らかに寝起きの顔。どのぐらい寝たのか尋ねると「やばいです。今夜寝られないぐらい寝ちゃいました」と真顔で答える。
そして、練習を行いスタートの準備を行う薗田だが、夕闇が迫る中でもパッティング練習を続けた。そこに同組でラウンドする石川遼が現れ、少し談笑した後おもむろに右手を差し出した。戸惑う石川の右手を掴むと「お疲れさん!明日もよろしく」と言葉を交わした。
薗田はスタート予定の10番ティグラウンドで係り員が中断を知らせるホーンを準備している姿を遠目ながら確認したからだった。サスペンデッドが決まり、多くの選手が我先にとコースを後にする中、薗田はウェッジを手にすると、アプローチ練習場に向かった。
そして、キャディと談笑しながら約15ヤードの距離からチップインを狙う練習を繰り返した。「もう帰ろうか?」という薗田に「じゃカップインしたらね」と厳しいキャディ。「いいよ、俺今日寝られないからこのまま朝まで練習してるよ」という薗田。どうやら、昼間に交わした、眠れないかも・・・という発言は、冗談でもなさそう。それでも20球ほどで無事カップインに成功させ、クラブハウスを出ることができた。
帰り際に眠れないときの秘策は?と聞くと、「大丈夫です!目をつぶれば寝られちゃうんですよね(笑)」と笑顔で答える薗田は、やはり大物なのかもしれない。今週は溜まった疲れに輪をかけるようなハードスケジュールとなるが、薗田にとってはちょっとしたイベントぐらいに思って楽しめているのかもしれない。(編集部:本橋英治)