第二の遼の誕生か!? アマチュアの浅地が2位タイで予選突破
国内男子ツアー「ダイヤモンドカップゴルフ」の2日目。石川遼の後輩にあたる浅地洋祐は、3アンダーの10位タイからスタートした。1日だけビッグスコアをマークするアマチュア選手は数多くいるが、浅地は2日目も快進撃を続けた。
スタートの1番パー5で、3打目のアプローチをピン50センチに寄せてバーディ。続く2番は8番アイアンでの2打目をピン右奥5mに乗せてバーディ。さらに3番でもピッチングウェッジでの2打目をピン手前4mにつけて3連続バーディを奪った。
その後、4番、11番でボギーを叩いたが、5番、6番でも連続バーディを奪い、2日連続で3アンダーの「69」をマーク。通算6アンダーは、首位とは5打差がついているが、堂々の2位タイで決勝ラウンド進出を決めている。
この結果を「嬉しいということと驚きの2つです」と率直に語る浅地の表情は、17歳の少年そのもの。現在、杉並学院高校に通う2年生の浅地は、石川遼の2学年下の後輩だ。ジュニア時代に浅地とは試合で行動を共にすることが多かった石川は、浅地の印象を「とにかくアプローチとパターがうまいです」と、ショートゲームの技術を高く評価している。
浅地は高校を卒業後、進学せずにプロ転向を考えている。ジュニア時代から、目標とする石川と同じ舞台で戦うことを目指して。この日のラウンド後に石川は「ジュニアのころから、いつかはプロのトーナメントで優勝争いをしたいね、と話していたんですけど。今週は僕が出遅れてしまったので洋祐には申し訳ないです」と頭を下げた。
残る決勝2ラウンドで、予選の快進撃を維持することができるだろうか。週末はギャラリー数も倍近く増えることが予想される。最終組には入らなかったが、その1つ前でラウンドする浅地には体験したことのない緊張感も味わうことになりそうだ。石川のように、ギャラリーの声援を力に変えられるかに注目したい。