首位浮上の小田孔明、狙うは“ミスター連覇”!
2010/04/17 16:03
「東建ホームメイトカップ」3日目は、強風が吹き始めた10時ぐらいを境に一気にスコアが伸び悩む展開に。その中で、首位に5打差の29位タイ、午前8時30分と早い時間帯にスタートした小田孔明が3ストローク伸ばし、通算1アンダーの単独首位に浮上した。
「最初の4、5ホールは風があまり無くて、その分伸ばせてラッキーだった」と振り返る小田は、スタートホールの1番でボギーの後、2番、4番、5番とバーディを重ねる。その後も「この風じゃあ、ピンを狙っていくとかじゃない。いかに最悪の所に打たないか。それだけです」とのプランがピタリとはまり、この日5バーディ、2ボギーにまとめた。
上位は軒並みスコアを崩し、終わってみればアンダーパーは小田1人。「今日の3アンダーは、8アンダーぐらいの価値があるくらい難しかった。この風の中ではカンペキ」と、強風と上手くつきあいながらのプレーにご満悦だった。昨日は、長男の2歳の誕生日。「昨日は2アンダーで回りたかった(実際は1アンダー)けど、今日で3つ伸ばせたから許してくれるかな。優勝でお祝いしたいですね」と笑顔を見せる。
昨年の「カシオワールドオープン」に続き、大会2連覇をグッと手元に引き寄せた。「せっかく見えてきたので、狙いますよ。“ミスター連覇”と言われるように頑張ります」。大会連覇、そして愛息への誕生日プレゼントもかかる最終日。小田が、燃えないわけがない。